これまでの手続きで会社を設立することが出来ました。
ここでは税務登記に関することを中心にお伝え致します。
検資とは?
これまでの手続きで必要な申請はすべて終わりました。
しかし、営業許可証は依然、有効期間半年のままです。
ですから、有効期間20年の営業許可証にしなければなりません。
そのためには【検資】を終えなければ成りません。
検資は特別資格の会計師が行います。
中国の会計師制度
中国語の『会計師』を日本語に訳せば『会計士』となり日本の公認会計士を思い浮かべるかもしれません。
しかし、中国語の【会計師】には税理士も公認会計士も含まれています。
中国での会計師は
1 初級会計師
2 中級会計師
3 高級会計師
4 注冊会計師
とあり、それぞれ行える業務範囲が規定されています。
検資は特別資格の注冊会計師が行います
国家、地方税務局登記では必ず会計師を一名記入しなければなりません。
この場合、会計師であればかまいません。
しかし、検資ではお伝えしたように注冊会計師でなければなりませんので利用する会計事務所に注冊会計師がいるかどうかということは大切なことです。
最も、ローコストの会計事務所と契約し、検資だけ注冊会計師を紹介してもらうということも出来ます。
というのも、検資するにも【検資報告書】作成費が必要になるからで、会計事務委託契約を結んだからといって検資報告書費用が無料ということはありません。(当初、交渉していれば別です)
営業許可証
検資はおよそ1週間程で終わります。
注冊会計師からは【検資報告書】が作成されます。
この検資報告書を持って工商局に出向き営業許可20年の営業許可証を作成してもらいます。
これで、会社名登録から始まった中国での会社設立は終わりです。
この一連の流れは【会社設立】の場合であり、例えば工場や飲食チエーン等の場合にはこの流れの中で、環境局、消防局などの申請が必要になってきます。
基本的な流れは各局で申請書を入手し、申請必要書類を添え提出、認可という流れになります。
必要書類は殆ど手元の原本、コピーです。
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