監事とは
監事は、会社の会計帳簿および報告書の正当性、合理性および容認性を確認し、さらに検証する任務を負っています。
監査役1名以上の監査役を置く必要があり、その任期および任期は株主総会において会社法の規定に従い、再選することが出来ます。
総会で新たな監査人を選任しない場合は、所定の期限内に会社の管轄部門に通知し、その隙間を埋めるために監査人を任命する必要があります。
会社定款では監事を決めたけど
しかし、中国での監事、監査役はやや、事情が異なります。
それは中国の会計制度とも絡んできます。
日本では会社決算は年に一度ですが、中国では毎月前月の決算報告が義務付けられています。
また、その報告書を作成した会計師のサインがないと受理されません。
そのため一般的には会計事務所に依頼しているようです。
また、会計師も特別資格を持った会計師がいなければなりません。
というのは、毎月の月次決算は普通の会計師が行えますが、年に一度【年検】というのがあり、この報告書は特別資格を持った会計師である必要があります。
年検をパスしないとその後、様々な不都合が生じてしまい、会社継続が難しくなります。
中華人民共和国監査法
最初の監査法は1991年の第7回全国人民代表大会第4回会合で採択されました。
更に、2006年2月28日、第10回中華人民共和国人民代表大会常任委員会第20回会合で「中華人民共和国監査法」の改正に関する全国人民代表大会常任委員会の決定が下り、2006年6月1日から施行されました。
もっと詳しく知るには中华人民共和国审计法を御覧ください。