可行性研究 とはフィージビリティスタディの中国語表現でプロジェクトの実現可能性を事前に調査,検討することで、
「実行可能性調査」「企業化調査」「投資調査」「採算性調査」ともいいます。
「F/S」と略記されることもあります。
難解な表現ですが会社設立においてそんなに深く考える必要はありません。
とはいえ、この部分を詳しく公開しているサイトは少ないと思います。
代行会社のメインの部分になり、ちょっとテクニックを要する部分です。
可行性研究 F/S報告書の書き方
予備知識として
① 現在の中国の成長率と将来の展望
② 設立しようとしている会社の業態の成長率及び戦略等
③ 自社の強みと発展の可能性
以上の項目を調査なり書き留めておきます。
ざっくり申し上げれば『現状がこうで中国ではこのようにして5年後にはこのようになっている』から批准してくださいということです。
項目別に書き出してみる
①新設企業F/S調査報告書主要要求に従ってその項目に当てはまる内容を記述してみましょう。
②報告書という形式でまとめましょう。
新設企業F/S調査報告書主要内容
会社設立コンサルタント会社などに問い合わせても実際のところは判らないのではありませんか?
また、いろんな表現をしていますので益々判らなくなりますね。
そこで、実際どのような内容ならいいのか、原文を掲載致します。
新设企业可行性研究报告主要内容
一、新设企业现状
1、成立时间、开工时间、投产时间
2、主要产品、应用领域和用途
二、新设企业目的、原因
三、新设企业产品的市场(销售方向、主要客户)
四、新增产品的生产工艺或工序
五、新设企业的生产规模及销售规模
六、新设企业投资总额、注册资本及出资方式
七、新设企业原材料 、能源、运输的情况((耗电、耗水)
八、新设企业环保情况(工业废水、生活污水、废气、固体废物、噪音等的处置)
九、新设企业经济分析和经济效益
1、新设企业的投资分配
2、新设企业销售计划(未来几年的销售收入计划、销售产品明细)
3、新设企业财务分析
4、新设企业进口设备清单
备注:企业在编写可行性研究报告时,可结合新设企业项目的实际情况,对所要求的内容进行适当调整。
各項目を調整し、報告書スタイルにする
备注:企业在编写可行性研究报告时,可结合新设企业项目的实际情况,对所要求的内容进行适当调整。
注:フィージビリティスタディレポートを作成する場合、会社は実際の状況に応じて、必要なコンテンツを適切に調整することができます。
御覧のように『適当に調整してください』と但し書きがあります。
なんという心配りでしょうか。(注:これは窓口担当部署向けの文書です)
ということですので、要するに主要項目を網羅すればいいということになります。
また、将来の展望、予測は外れるのが常ですから、多少誇張表現で差し支えありません。
実際の報告書を公開します
サンプルは飲食事業のF/S調査報告書(企業可行性研究)になります。
例として北京を想定していますので適当に地名を入れ替えるだけでそのまま使えます。
数値は御社に合わせてに入れ替えてください。