組織機構コード証明書について
中国人には身分証が発行されコードが付与されていますが、これと同じように企業にもコードが付与されます。
これが組織機構コード証明書と言われるもので国税、地方税を納付する際に必要になります。また、【年検】を受ける際にも必要です。
この組織機構コードは全国組織コード管理センターが発行しますので、初めて会社設立した場合には、組織機構コード証明書を手にするには多少、時間がかかります。
組織機構コードに含まれる内容
組織コード証明書には、原本、副本、およびICカードがあります。
コード登録部門は組織にコードを割り当てるとともに、国内基準に従って28の基本情報を収集し、コード化します。
コード登録部門が収集する基本情報には、機関名、施設の住所、施設の種類、企業の属性、業種分類、規模、法定代理人などが含まれ、データベースに登録されます。
偽造防止措置
コード証明書は品質監督管理総局によって印刷され、次の偽造防止対策を採用しています
①特殊な透かし紙を使用
②改ざん防止シエーディングの印刷
③偽造防止インク
このように、まるで紙幣のような対策を採ることに中国政府がいかに識別コードを重要視しているかが判りますね。
領収書購入にも必要です
中国では税務局が認める領収書は地方税務局で領収書の綴りを購入します。
市販される領収書は国税局、地方税務局では領収書として添付出来ませんので注意が必要です。
組織機構コード証明書と統一社会信用コード
2015年10月1日にそれぞれの部門で発行されていたコードが18桁のコードに統一されました。
これは統一社会信用コードと呼ばれます。
従来は、営業許可証、組織機構コード証、税務登記証、統計登記証、社会保険登記証と別々のIDが使われていました。
この5つの証明書を一つのコードにしたことから五証合一と呼ばれています。
統一社会信用コードは18桁の英数字から出来ています。
従来の組織機構コードは18桁の中で左から9番目~17番目が組織機構コードになります。